2023.01.01
プレスリリース
2023年 年頭のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
皆さま、あけましておめでとうございます。本年もまた、健やかに新しい年を迎えることができましたこと共に喜びたいと思います。
内部環境の振り返り
2022年は、中期経営計画に基づいて、様々な施策を実施し、大きな変化が見受けられました。
イノベーション共創企業の実現に向けて
・既存事業の維持拡大と新たな領域への挑戦
・企画開発型パートナーシップの推進
・コーポレート機能強化に向けた取り組みの実施
・従業員満足度の向上に向けた企画・推進
など、幅広い取り組みに精力的に着手頂いております。
また、新たな分野への挑戦では、
・介護部門 笑笑音の子会社化と事業拡大の検討
・日笠工業との資本提携による農業事業への新規参入
・そのほか、新事業分野への挑戦
など、社会課題解決につながる取り組みを進めております。
このように、皆さんに精力的に取り組んで頂いていることにより、中期経営ビジョンの実現に向けて、着実に歩みだしていると実感しております。
外部環境の振り返り
2022年の外部環境は「激動の年」でした。 ロシアによるウクライナ侵攻は、 世界の資源・食料価格などに大きな影響を与えています。
また、7月の安倍元首相の事件は日本のみならず、 世界に衝撃と悲しみをもたらしました。
反面、嬉しいニュースもありました。 11月にカタールで開催されたワールドカップで、 日本代表がドイツ、スペインといった強豪国相手に勝ち上ったことは 皆さんに勇気と感動を与えてくれたと思います。
最後に
2023年で、特に注視しているのは3つの事柄です。
1つ目にに、世界経済の動向についてです。 2023年は昨年に続き、アメリカFRBの利上げに伴うドル高など為替相場の大幅な変動が、世界経済に影響をおよぼすことが予想されます。日本も例外ではなく、多くの資源やエネルギー・食料を輸入に頼る現状、ドル高/円安による物価の上昇とそれに伴う一般消費の落ち込みはわが社の業績に影響を与えることが考えられます。 また、当社が展開する東南アジアをはじめとした新興国においても、 通貨の下落や社会情勢の悪化など目に見えないリスクについても検討を深めなければなりません。
2つ目に、企業のDX化です。 企業のDX化というワードは、半ば掛け声のように使われてきましたが、国内企業の慢性的な人材不足、業務の必要性・要求技能の高まりに合わせて 本格的な推進を求められることが予測されます。 現時点では、大規模な工場やオフィス業務などで 利活用が推進・定着し始めておりますが、 技術革新やそれに伴う低コスト化により、 農業を始めとした一次産業や建設業においても 活用が進められております。 同時に情報セキュリティなど、リスク管理体制構築の必要性も 高まると考えております。
3つ目に、自動車業界の動向です。 自動車業界では、コロナ禍による打撃から、徐々に生産が回復していることもあり、従来の取引量と成長率を取り戻しつつあります。 同時に、業界の重要な戦略である「CASE」では、高い技術水準が求められることから カーメーカー同士、もしくはカーメーカーとテクノロジー企業での提携が活性化しており、 新たな技術や市場などの発生に注目が必要だと感じております。 2023年も引き続き予測が難しい情勢が続くとは思いますが、 社員一丸となって、理念綱領の実現を目指していきましょう。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
下田工業株式会社
代表取締役社長 下田 寛二