SIMODA 100th Anniversary 1924-2024

100周年のご挨拶

Message from Shimoda

創業100周年を迎えた下田工業から、ご支援をいただきました皆様への感謝のメッセージをご紹介します。

創業100周年を迎え、
お取引先様、諸先輩方、社員の皆様に、
深く感謝申し上げます。

下田 寛二 Kanji Shimoda

代表取締役社長

下田工業は、2024年3月1日に創業100周年を迎えることができました。お取引先様、諸先輩方、社員の皆様に深く感謝申し上げます。無事に100周年を迎えられましたが、それで何かが大きく変わるわけではありません。一つの通過点として、お取引先様の期待に添える行動を信条とし、今後も成長を続けていきたいと考えています。幸いなことに、下田工業にはお取引先様に喜んでいただくために真摯に仕事と向き合う社員がたくさんいます。一人ひとりのそうした努力の積み重ねが、長い年月をかけて私たちの伝統や風土になってきたのだと思います。ただし、次の100年を目指す上では、従来のやり方ではうまくいかないことも多いでしょう。だからこそ、企画開発型パートナーシップの実現に向けた活動や、グローバル事業の拡大に向けた拠点展開の検討など、将来に向けた新たな取り組みもスタートさせています。持続可能な社会への貢献。従業員の幸福。そして、会社の成長。こうした目標を実現するために、この100年で築き上げた経営資源を積極的に活用し、今後もイノベーションの共創に向けた挑戦を続けて参ります。

未来を予見し、最速で行動する。

乾 仁己 Hitomi Inui

専務取締役 営業本部長

下田工業は2024年3月に創業100周年を迎えることができました。これもひとえに、お取引先様各位のご愛顧と温かいご支援、また諸先輩・社員の努力の賜物であり、深く感謝申し上げます。
世の中は絶えず変化しています。変化が起きていることを理解できる情報収集力や情報整理力、スピーディーに対応するための判断力は、今後ますます重要になると思われます。半歩先、一歩先を予見し、最速で行動する。これから先もそんな下田工業でありたいと考えています。また、社員の能力を最大限に活かせる組織づくりや、属人化されがちな営業手法を組織化する取り組みに注力し、よりお取引先様に貢献できる会社を目指します。会社が成長を続けるために、社員一人ひとりが繰り返し挑戦していくことと、一つひとつの挑戦のスケールアップを大切にしたいと考えています。

グローバル化、標準化を推し進める。

鳥居 俊是 Toshiyuki Torii

常務取締役 営業本部副本部長 車載統括

こうして100周年を迎えられたのは、まず何よりも当社を信頼して継続的にお付き合いいただいている取引先の皆様、そして、真摯に仕事に取り組んできた社員の皆様のおかげです。当社の社員はよく「真面目」だと評されます。お客様先に出向いてお困りごとを伺い、粘り強く解決に向けた提案をしてきた積み重ねが今日に至ります。また、自動車、電気、医療など時代の要請に応じて事業領域を拡大し、健全な財務体質を維持してきた経営層の方々の功績と感謝しております。今後は海外売上比率を高めるために、現地に溶け込んだ形でビジネスを進めていけるように、海外マネジメントをローカライズしつつ、プロセスのマニュアル化などを進めていきます。これからの下田工業にどうぞご期待ください。

社内工場のポジションを確立する。

山下 満彦 Michihiko Yamashita

取締役 営業本部副本部長 工場統括 東京支社長

日本を代表する優良取引先との長年の信頼関係が下田工業の強みであり、100周年を迎えられた要因だと思います。これは、お客様のお困りごとを解決しようと誠実に取り組んできた結果です。一人ひとり実力がある反面、個人商店のような体質も残っており、より一体感を持って成長していくために、イノベーション共創企業を目指すというビジョンを社内に浸透させ、社員の評価制度を整備していきます。統括する福島工場においては社内の工場としてのポジションを確立するため、生産能力の増強や対応力の強化を進めていきます。100周年の中で私が関わったのは最後の6年間だけですが、その中で統合事業や次の100年の第一歩となる中期経営計画を経験できたことは非常に光栄なことでした。

新たな市場を創る…「独創」の実現。

水野 広文 Hirofumi Mizuno

取締役 新事業統括

2014年に入社してから物流業務の改善に取り組み、その後、新規事業の立ち上げや管理部門の副本部長などを担当してきました。下田工業の競争力の源泉は、商材を時流に合わせて変化させてきた柔軟性と、自社でモノづくりを行うことを通じて培った製造現場の理解力にあると思います。お客様との「共創」はまさに商社の要であり、今後も磨きをかけていく必要がありますが、次の100年に向けては独自の見識と技術で新たな市場を創っていく「独創」を新事業統括で実現させたいと考えています。肌測定器や口腔ケアなどの健康ビジネス、バイタルセンシングやICタグを活用した医療・介護の効率化にチャレンジしていきます。そのためには、社員のウェルビーイングが重要で、チャレンジングかつ個性豊かな社員が活躍できる環境を整えていきたいと思います。

下田イズムをグローバルに浸透させる。

奥村 欣也 Kinya Okumura

取締役 海外統括

わが社が今後も成長を続けていくためには、下田イズムに基づく伝統や文化、諸先輩が築き上げた信用と信頼をしっかりと継承する一方で、世の中の変化に迅速かつ的確に対応していく必要があります。そのためには、社員一人ひとりが失敗を恐れずにチャレンジでき、会社と個人が共に成長できる環境を整備していきたいと思います。また、会社のさらなる成長にはグローバル展開が不可欠です。わが社の財産は「人」であり、海外拠点のナショナルスタッフを含め、海外事業を支える人材を増やし、育成し、理念やイズムを浸透させ、お取引先様と共に発展できる体制を築いてまいります。最後になりましたが、お取引先様、社員の皆様はわが社の最も重要な財産であり、共に歴史をつくり、人生を創造していく大切なパートナーです。これから先も、どんなことでも率直に語り合うことができる良い関係を継続、発展させられるよう、最大限の努力を続けてまいります。

ワーク・エンゲージメントを高める。

中鉢 亨夫 Yukio Chubachi

取締役 管理統括

下田工業らしさとは、「逃げずに向き合う」姿勢にあると思います。その姿勢は変えずに、これまで築いてきた基盤にあぐらをかかず、果敢にチャレンジにしていくことが今後の成長には不可欠です。社員のチャレンジ意欲を高め、ワーク・エンゲージメントの高い会社を目指していきたいと考えています。そのために、労働環境や福利厚生、人事評価、教育研修など、あらゆる面から制度を整え、やりがいを持ってキャリアをデザインしていける会社に変えていきます。企業として大きな節目である100周年を迎えられたことは幸せなことです。この喜びを社員の皆様と分かち合うとともに、次の100年に向けたスタートを一緒に切りたいと思います。